PTA適正化推進委員会
事務局代表 佐藤大様
お世話になっております。
さくら市学校教育課の橋本と申します。
この度は、貴委員会よりお寄せいただきましたPTAの運用に関する詳細な資料を拝読し、深く感謝申し上げます。
PTAが学校教育において果たす重要な役割や、現在直面している法的課題について、具体的かつ明確にご指摘いただきましたことに対し、敬意を表します。
いただきました内容を踏まえ、以下にお答え申し上げます。
1.PTAの入会契約の成立要件に関する法的見解について
貴委員会からの問いかけについて、明確な意思表示がないま「みなし入会」とされる現状については、契約の成立要件を満たしていない可能性が高いと理解しております。
この点について、教育委員会としても法令遵守を徹底する観点から、より多くの検討を行う必要があると認識しております。
2.無権代理のケースに関する評価
学校がPTA会費の徴収を代行する場合、適切な委任契約がない限り、無権代理に該当する恐れがあるとのご指摘は、極めて重要です。この点についても、教育委員会内での議論を通じて、適切な方針を検討する必要があります。
3.明確な意思確認の必要性について
PTAが任意加入団体であることを踏まえ、個別に申込書を徴収する必要性に関しても、教育的観点から是正が求められる状態と捉えております。
4.個人情報保護法に基づく適正な利用について
PTAが情報収集を行う際の適正な運用について、教育委員会としても今後の対応を検討し、指導が必要であるとの認識を持っております。
5.是正指導の責任について
PTAの運用が学校教育の一環として認められる場合、教育委員会の是正指導責任が生じるとのご指摘は、今後の方針形成において重要な要素となると考えております。
6.暫定的措置について
PTAが法令に則った運用を行うまでの間、行政としてどのような措置が適当か、引き続き議論を重ねてまいります。
貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。これらの問題に対し、教育委員会として早急に取り組むことが求められていると察しております。
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。